まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

総括資料が書けない

はじめに

 前回の総括資料作成が5月であったから、およそ5ヶ月しか経っていないのだが、再び総括資料をつくる時期になってしまった。下期に入り、再び異動になってしまったのも束の間、「上期は何をしたか」「下期はどうするか」を考えなければならない。もちろん「何も考えてません」とは口が裂けても言えないのだが、ここのところ資料作成は進まないし、モチベーションも上がらないし、どうにもならない時間を過ごしている。

 やはり環境の変化は大きい。働く場所も人も変わると、ローカルな知識に関しては知らないことが多過ぎて、一気に無能化する。「下期はどうするか」を考えるよりも、まずは「新しい環境にいかに適応するか」の方がどうしても優先順位は高くなる。自分自身がその環境を楽しんている時の方が、アイデアも浮かぶし資料作成も進む。総括資料の作成が進まないということは、新しい環境で仕事をあまり楽しめていないのではないかとも思う。

 一昨日「パノプティコン型マネジメント」について書いていたのは、いわば資料作成が進まないことの副産物である。実績改善のために「パノプティコン型マネジメントを実践してます」とは報告できないので、こうしてブログのネタとして昇華しているのである。

ちいかわメソッド

 そういえば上期に導入したことがある。「ちいかわメソッド」である。

kabumatome.doorblog.jp

「ちいかわメソッド」とは、管理職の人間が社内Slackのアイコンを大人気のちいかわにして、かわいいキャラクターに擬態化し、コミュニケーション機能不全の改善を図るというものである。アイコンを「ちいかわ」にしてから、「「ちいかわ」好きなんですか?」と聞かれるようになった。もちろん私も「ちいかわ」は嫌いではないのだが、決してファンとして好きなのではない(一応、『ちいかわ』コミックス第1巻を買ってみたりもした)。その実態は、「ちいかわ」がマネジメント手法のうちに取り込まれているということに過ぎない。権力はちいかわをも利用する。これもなかなか報告しにくい事柄の一つであるが、その結果として「部下とのコミュニケーション時間がどれだけ増えたか」という点は報告しても差し支えないだろう。