ヘーゲル
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 精神は哲学に何を求めるのか 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 精神は哲学に何を求めるのか 残滓から自ら背を向けて、自らが混乱状態にあることを認め、その…
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 自らの実体的生の喪失とそれを意識した精神 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 自らの実体的生の喪失とそれを意識した精神 自らの本質的・実在的な(ヴェーゼン…
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 実体を喪失した自己自身内反省 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 実体を喪失した自己自身内反省 自己意識的な精神はそのようなあり方を超えて、精神がその実…
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 自己意識的精神の登場 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 自己意識的精神の登場 或るそのような要求の現象が、より一層一般的な関連に従って捉えられ、自己意…
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 一つの断言としての説明 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 一つの断言としての説明 それゆえ、この矛盾について説明するのは、余計なこととは思われない。た…
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 「概念」とは何か 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 「概念」とは何か 真理のほんとうの形態がいまのべた学問性のうちに置かれるとき、——同じことであるが、…
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 「哲学」と「知識」 「Wissenshaft」の訳語に「科学」は不適当か 哲学は上級の学問=科学(ヴィッセンシャフト)に高まることができるか ヘーゲルは誰と「協同作業」するのか 文献 sakiya1989.hatenablog.com…
目次 はじめに 生成AIとヘーゲル 生成AIはヘーゲル研究を発展させるか 人間は〈生成AIとしてのヘーゲル〉を理解できるか 生成AIはヘーゲルを超えるか はじめに 2024年5月30日に発表された「ヒューマニテクスト」(Humanitext Antiqua)*1は、OpenAIのGPT-4o…
目次 はじめに ヘーゲル『精神現象学』 Ⅴ 理性の確信と真理 「Ⅴ 理性の確信と真理」の導入としての「不幸な意識」の振り返り 文献 はじめに 以下ではヘーゲル『精神現象学』の「Ⅴ 理性の確信と真理」を読む。前回「Ⅵ 精神」の冒頭を取り扱ったが、その箇所を…
目次 はじめに ヘーゲル『精神現象学』 Ⅵ 精神 「Ⅵ 精神」の導入としての「Ⅴ 理性の確信と真理」の振り返り 文献 はじめに 以下ではヘーゲル『精神現象学』の「Ⅵ 精神」を読む。「Ⅵ 精神」の箇所は何度読んでも大変難しく、パラフレーズできるか心許ない。な…
目次 日本ヘーゲル学会編『ヘーゲル哲学研究 第29号 2023』(現代思潮新社、2023年) 加藤尚武「科学と哲学の断絶」 真田美沙「ヤコービ哲学における学的証明とその労働に関する批判についての考察——ヘーゲルのヤコービ批判の再検証のために——」 日本ヘーゲ…
目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 教養形成の始まり 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 教養形成の始まり 自己を形成し教養を身につけ(ビルドゥング)、実体的生の直接態から抜け出す(ヘラウ…
はじめに あらかじめ断っておくが、ここで「ヘーゲルと仏教」について何かが明らかになるということではない。ここでは筆者自身が『「ヘーゲルと仏教」というテーマ設定もアリだな』と思えるようになったということを、ただ単に書き留めておくに過ぎない。 …
はじめに 本稿ではヘーゲル『美学講義』(Vorlesungen über die Aesthetik)を取り扱う。 ジャック・デリダ(Jacques Derrida, 1930-2004)はその代表作『弔鐘』の中でヘーゲル『美学講義』の一節を参照している。筆者もまたデリダ『弔鐘』を解釈している最…
目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 第三部「人倫」第一章「家族」(承前) 「自然的衝動」よりも優位に立つ「精神的な絆」 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 第三部「人倫」第一章「家族」(承前) 「自然的衝動」よりも優位に…
目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 第三部「人倫」第一章「家族」(承前) 婚姻の出発点 婚姻における自己制限と解放 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 第三部「人倫」第一章「家族」(承前) 婚姻の出発点 第162節 婚姻の主観…
目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 世界史(承前) ギリシア帝国 ポリスを支えるオイコスにおける「欲求」の担い手としての奴隷身分 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 世界史(承前) ギリシア帝国 第356節 2)ギリシア帝国 こ…
目次 ヘーゲル『宗教哲学講義』(承前) 対象となる宗教はどのような領域か (1)マールハイネケ版(1832年) (2)B. バウアー版(1840年) 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『宗教哲学講義』(承前) 対象となる宗教はどのような領域か Der Gege…
目次 はじめに ヘーゲル『宗教哲学講義』 序文 宗教哲学のコンテクスト 文献 はじめに 本稿ではヘーゲル『宗教哲学講義』(夏学期1827年、GW版2021年)を読む。 ヘーゲルの『宗教哲学講義』は、我々にとってヘーゲルのテクストの中でも最も取っ付きにくいも…
目次 清少納言『枕草子』 第一段 春夏秋冬と陽の光 文献 sakiya1989.hatenablog.com 清少納言『枕草子』 第一段 春夏秋冬と陽の光 北村1674(早稲田大学図書館古典籍総合データベース:文庫30_e0094_0001_p0006) 北村1674(早稲田大学図書館古典籍総合デー…
目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 世界史(承前) オリエント帝国 ヘーゲルの〈オリエンタリズム〉 ヘーゲルの乱暴な「オリエント」論 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 世界史(承前) オリエント帝国 第355節 (1)オリエ…
目次 筆者と小田さんとのやりとり(2) sakiya1989.hatenablog.com 筆者と小田さんとのやりとり(2) 昨日までに整理した点を踏まえて、ヘーゲル法哲学における「集団自決」の位置付けをめぐって、昨日、筆者(荒川)と小田さんとのTwitter上で再びやりと…
目次 ヘーゲルの「病気」概念:孤立と自立 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲルの「病気」概念:孤立と自立 本稿では、ヘーゲルがいわゆる『法哲学』で政治社会を有機体に擬えて論じた次のパラグラフについて考察してみたい。少し長くなるが前後の文脈…
目次 はじめに ヘーゲルと医学 ヘーゲルと解剖学 ホッブズと解剖生理学 文献 「自分自身が医者であり、しかも、きわめて思索的な医者でもあるケネー氏は、政治体についても同じ種類の理解を心に思い浮かべ、それは、一定の厳密な養生法——完全な自由と完全な…
目次 ジャック・デリダ『弔鐘』(承前) (左)ヘーゲル欄 略号とコード 「無原罪懐胎」の恣意性 速記法のアンビバレントな両側面 文献 sakiya1989.hatenablog.com ジャック・デリダ『弔鐘』(承前) (左)ヘーゲル欄 略号とコード Sa sera désormais le si…
目次 ジャック・デリダ『弔鐘』(承前) (左)ヘーゲル欄 〈絶対知〉とそのテクスト (右)ジュネ欄 〈残ったもの〉という計算不可能なものの計算可能性 文献 sakiya1989.hatenablog.com ジャック・デリダ『弔鐘』(承前) (左)ヘーゲル欄 〈絶対知〉とそ…
目次 ジャック・デリダ『弔鐘』(承前) (左)ヘーゲル欄 「鷲(エグル)」に擬せられるヘーゲル (右)ジュネ欄 包摂関係にある不均等な二つの欄 文献 sakiya1989.hatenablog.com ジャック・デリダ『弔鐘』(承前) (左)ヘーゲル欄 「鷲(エグル)」に擬…
目次 はじめに ジャック・デリダ『弔鐘』 (左)ヘーゲル欄 ヘーゲルから残ったもの (右)ジュネ欄 ジュネから残ったもの 文献 sakiya1989.hatenablog.com I read Glas as an autobiography, "about" Hegel, Marx, Nietzsche, Freud, Genet et al. ——Gayatr…
目次 ヘーゲル『哲学的諸学問のエンツュクロペディー要綱』(承前) II「自然哲学」第3部「有機体物理学」C「動物有機体」 〈自己運動〉の偶然性 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『哲学的諸学問のエンツュクロペディー要綱』(承前) II「自然哲学…
目次 はじめに ヘーゲル『哲学的諸学問のエンツュクロペディー要綱』 II「自然哲学」第3部「有機体物理学」C「動物有機体」 文献 はじめに 本稿ではヘーゲル『哲学的諸学問のエンツュクロペディー要綱』(Encyklopädie der philosophischen Wissenschaften i…