まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

ラテン語

スピノザ『エチカ』覚書(14)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 〈実体〉=〈神〉を自然物や人間の本性と類比的に捉えてはならない 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 〈実体〉=〈神〉を自然物や人間の本性と類比…

スピノザ『エチカ』覚書(13)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体の無限性 部分的否定と絶対的肯定 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体の無限性 定理八 すべての実体は必然的に無限である. 証明 同一の属性…

スピノザ『エチカ』覚書(12)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体と存在 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体と存在 定理七 実体の本性には存在することが属する. 証明 実体は他のものから産出されることが…

スピノザ『エチカ』覚書(11)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 他者によって産出されざる実体 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 他者によって産出されざる実体 定理六 或る実体は他の実体から産出されることがで…

マルクス『資本論』覚書(6)

目次 富の〈社会的形式〉と〈素材的内容〉、あるいは「商品」と「使用価値」 十七世紀までの英語圏に見られる〈価値〉の用語法、worthとvalue worth と value の語源学:ゲルマン語派とロマンス語派 市民社会における〈擬制〉 文献 sakiya1989.hatenablog.co…

スピノザ『エチカ』覚書(10)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 自然と実体 「定義三および公理六」? 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 自然と実体 『エチカ』第一部定理五では「自然」と「実体」との関係につい…

スピノザ『エチカ』覚書(9)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 物を区別するもの 知性の外部は存在するか 「物」と「実体」の関係 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 物を区別するもの 前回の【定理三】を考察し…

スピノザ『エチカ』覚書(8)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 「物」と「実体」 Q.E.D. 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 「物」と「実体」 【定理三】では共通点と因果の関係について述べられている. 定理三 …

スピノザ『エチカ』覚書(7)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 異なった属性を有する二つの実体 二つの実体を知覚する知性 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 異なった属性を有する二つの実体 【定理二】では「異…

スピノザ『エチカ』覚書(6)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 定理 アプリオリな「実体」 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 定理 以上の「定義」と「公理」を踏まえた上で「定理 Propositio 」が述べられる. 第…

スピノザ『エチカ』覚書(5)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 公理 存在の二つの様式 概念規定 因果 因果と認識 共通の認識と概念 真の観念 「存在しない」とはどういうことか 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前)…

スピノザ『エチカ』覚書(4)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 「類」と有限性・限定性 自己充足せる「実体」 「属性」と構成物 「様態」と他なるあり方 神と無限性 自律と他律 永遠=存在 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神に…

スピノザ『エチカ』覚書(3)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 抹消された主体、「私」という主語 「自己原因」の解釈と「神の存在証明」 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 「定義」の内容についてもう少し詳し…

スピノザ『エチカ』覚書(2)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について 定義 隔字体のない原文 「定義」における「幾何学的秩序」 知解可能なものとしての「神」 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について スピノザ『エチカ』の第一部は「神…

スピノザ『エチカ』覚書(1)

目次 はじめに スピノザ『エチカ』 「幾何学的秩序に従って論証された」 スピノザ以前のユークリッド幾何学の哲学者への影響——ホッブズの場合 スピノザと幾何学的秩序 幾何学の発展——ユークリッド幾何学から非ユークリッド幾何学へ 本書の部門構成 文献 はじ…

私の外国語学習歴(2)フランス語でマルクスを読む

前回からの続きです。 sakiya1989.hatenablog.com 社会思想史のゼミに入る そんな感じで、大学二年でドイツ語とフランス語を独学でサラッと学んできました。これらの言語を学ぼうと思ったのは、そもそも当時の私がすでに生涯、思想や哲学の研究を本格的に行…

スピノザ『神学・政治論』における聖書解釈

はじめに 皆さんはスピノザ(Spinoza, 1632-1677)*1という哲学者をご存知でしょうか。スピノザはアムステルダムのユダヤ共同体のうちに生まれましたが、徐々にユダヤ教の教義に疑問を抱くようになり、また活発化していた反デカルト主義運動の潮流のため、ユ…

ホッブズの権利論——自然権と自由

目次 承前 ホッブズの「自然権」 「自然権」と「自由」 文献 承前 今回はホッブズの権利論*1について書きたいと思います。 この記事は以下の記事の続きです。 sakiya1989.hatenablog.com 「権利」はオランダ語の regt や英語の right の翻訳語として用いられ…