まだ先行研究で消耗してるの?

全然ロジカルじゃない(!)書きたいことをひたすら書くブログです。ノンロジカルエッセイ。

イタリア語

ヴィーコ『新しい学』覚書(15)

目次 (承前)著作の観念 〈新しい学〉における〈権威の哲学〉の側面 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 〈新しい学〉における〈権威の哲学〉の側面 続きを読みます。 そうであるから、このいまひとつの主要な面からすれば、この学は権威の…

ヴィーコ『新しい学』覚書(14)

目次 (承前)著作の観念 「質料」と「形式」 「幾何学」と〈製作者〉の思想 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 「質料」と「形式」 続きを読みます。 そしてそこに諸国民すべての歴史が時間の中を経過するさいの根底に存在している永遠の…

ヴィーコのクリティカとトピカ

目次 幾何学学習の効用——記憶力・想像力・構想力 クリティカ優先の弊害 トピカからクリティカへ 文献 sakiya1989.hatenablog.com 前回はヴィーコの「新しい批判術」が登場しました。そこで今回は、ヴィーコ『自伝』においてクリティカとトピカがどのように論…

ヴィーコ『新しい学』覚書(13)

目次 (承前)著作の観念 「新しい批判術」 ヴィーコとマルクス 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 「新しい批判術」 続いてヴィーコは「新しい批判術」という自身の方法について述べています。 さらに、ここで触れておくなら、この著作で…

ヴィーコ『新しい学』覚書(12)

目次 (承前)著作の観念 真のホメロスの発見とウァッロの三時代区分 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 真のホメロスの発見とウァッロの三時代区分 続きを読みます。 また、ホメロスの像がひび割れた台座の上に立っているのは、真のホメロ…

ヴィーコ『新しい学』覚書(11)

目次 (承前)著作の観念 口絵の光線と『新しい学』の叙述の順序 観念の原理と言語の原理 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 口絵の光線と『新しい学』の叙述の順序 次のパラグラフに移ります。口絵の左下の男性は「ホメロスの像」だとヴィ…

ヴィーコ『新しい学』覚書(10)

目次 (承前)著作の観念 ゼノンの運命論(宿命論)とエピクロスの原子論 〈私的なもの〉の表現としての「平面」と〈公的なもの〉の表現としての「凸面」 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 ゼノンの運命論(宿命論)とエピクロスの原子論 …

ヴィーコ『新しい学』覚書(9)

目次 (承前)著作の観念 祭壇と天 ヘラクレスの「火」 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 祭壇と天 続けてヴィーコは、どうして祭壇が地球儀の下にあるのかの理由を説明しています。 祭壇が地球儀の下にあってこれを支えていることについ…

ヴィーコ『新しい学』覚書(8)

目次 (承前)著作の観念 農耕の神サトゥルヌス(Saturnus) 「観念の一様性」と「共通感覚」 農耕の神クロノス(Κρόνος)と時間の神クロノス(Χρόνος) 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 農耕の神サトゥルヌス(Saturnus) 続きを読みま…

ヴィーコ『新しい学』覚書(7)

目次 (承前)著作の観念 「オリンピアード」と「時間の起源」 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 「オリンピアード」と「時間の起源」 ヴィーコは続けて古代ギリシアにおける「時間の起源」について述べています。 また、それはさらには時…

ヴィーコ『新しい学』覚書(6)

目次 (承前)著作の観念 ヘラクレスとネメアの獅子 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 ヘラクレスとネメアの獅子 次のパラグラフに移ります。 地球儀を取り巻いている黄道帯の中で、獅子と処女の二宮だけが、他の宮以上に堂々と、あるいは…

ヴィーコ『新しい学』覚書(5)

目次 (承前)著作の観念 アリストテレス政治学とヴィーコの国家神学 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 アリストテレス政治学とヴィーコの国家神学 続きを読んでみましょう。 しかし、この部分にたいしても神は摂理を立てて〔先を見通して…

ヴィーコ『新しい学』覚書(4)

目次 (承前)著作の観念 神を観照する仕方について 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 神を観照する仕方について ヴィーコは続けて「神」について言及しています。 すなわち、神こそは自然を自由かつ絶対的に支配している知性であるという…

ヴィーコ『新しい学』覚書(3)

目次 (承前)著作の観念 哲学者たちと形而上学の位置付けの違い 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 哲学者たちと形而上学の位置付けの違い 次のヴィーコの文章も長くて解りにくいのですが、読んでみましょう。 この摂理の顔を介して、形而…

ヴィーコ『新しい学』覚書(2)

目次 (承前)著作の観念 形而上学という名辞の意味 文献 sakiya1989.hatenablog.com (承前)著作の観念 形而上学という名辞の意味 ヴィーコは続けて次のように扉頁の絵を説明します。 地球儀、すなわち、自然の世界の上に立っている、頭に翼を生やした女性…

ヴィーコ『新しい学』覚書(1)

目次 はじめに 著作の観念 扉頁の前に置かれている絵の説明 テーバイのケベス :口絵と記憶術 文献 はじめに この連載ではジャンバッティスタ・ヴィーコ『新しい学』(上村忠男訳、中公文庫)を読んでいきたいと思います。この邦訳は『新しい学』の第三版(1…