ジョルジョ・アガンベン『身体の使用 脱構成的可能態の理論のために』(上村忠男訳、みすず書房、2016年) 筆者が本書を手に取ったのは、少なからずヘーゲル法哲学の第一部「抽象法」の解釈に役立てるためであった。ヘーゲルは次のように述べている。 【§59…
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