まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

総括資料をつくる(1)

はじめに

 会社で一週間後に総括発表をやるように言われている。部署編成が変わりたった一ヶ月で何を総括するのかという声もある。私の場合は逆に毎週アクション内容を課内で発信し続けているので、資料じたいは作成可能だと思うが、休日に資料作成に取り掛かるのはやはり面倒だし、疲れている。ちなみに「総括」という言葉の響きには、以前からどこか「赤い」匂いがする。そういう匂いを感じとっているのは私だけかもしれない。

発表資料作成時の注意点

 構想も練らずにいきなり発表資料を作るのは野暮である。そしてポイントを外したプレゼンを聞いている時ほど虚しい時間はない。そこで一人でブレストしてみる。

  • 自分なら発表内容をどう評価するか(主観)
  • どのような項目が評価ポイントになるのか(客観)
  • 何を発表することが求められているのか(TPOをわきまえる)
  • 何が(どういったメッセージが)刺さるか(バズワードや時代性を考慮に入れる)
  • 他の発表者はどのような内容を発表するのか(似たり寄ったりの発表をするのは無駄である)
  • 過去の発表者は何を発表してきたか(車輪の再発明は聞き手を飽きさせる)
  • インパクトのある発表をする必要があるか(インパクトのある発表をする/しないメリットとデメリットについて考える)
  • どのようなデータが必要か(Appendix資料)
  • 発表の内容が実績と相関しているか/していないか(それは数値分析可能か)
  • 発表の内容は、発表者自身だけでなく聞き手を含めた社内の今後の実績に寄与するか(内容の有益性)

ざっとこれぐらいのことは考慮にいれなければならないだろうが、それはあくまで理想論であって、そこまで考えた上で資料を作成できるかどうかというのは別問題である。

目次を考える

 スライド資料を社内では「アジェンダ」と表記している。私は「コンテンツ」で良いのではないかと思うが、聞き手に違和感を覚えさせないことも大事なので「アジェンダ」と表記する。スライドの順番はだいたいこんな感じだ。

  • タイトルページ
  • アジェンダ(目次)
  • 自己紹介(導入)
  • 内容(本編)
  • Appendix(添付資料)
  • End of File(終了)

スライドにも論文と同じで形式がある。フォントの使い方にも作法がある。そういうところは少しずつ覚えていくしかない。

sakiya1989.hatenablog.com