まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

Rettyアプリのユーザーインターフェースについて

最近、Retty(レッティ)という実名口コミグルメサービスを知りました。

僕はあんまりグルメではないんですが、飯は人一倍食べる方で、昼飯を食ったのに夕方2回目の昼飯を食べに行くほどお腹が空くことがあります。

「もしRettyのような実名口コミグルメサービスを使えば、彼女(仮)が出来たとしてデート先で美味しいお店に連れて行けるんじゃないだろうか」などという邪な考えが脳裏に浮かんでおります。

retty.me

jp.techcrunch.com

hbol.jp

Retty事業についての考察は上の記事に譲りますが、ざっくり説明すると、食べログが匿名のハンドルネームでお店を評価するのに対して、RettyやYelpは実名で書き込みをするところが大きな違いとなっています。情報は人につくものであり、海外ではYelpが強そうですが、日本ではRettyの方が良いお店を見つけられそうです。

kakeru.me


Rettyユーザーには、大きく分けて二つあると思います。コメントと写真をアップロードする側と、それを観る側です。自明なことですが、Rettyユーザーは、コメンテーターだけで構成されるのではなくて、プロ/アマのコメントを傍観する大多数の一般ユーザーもまたRettyサービスの構成員であります。

Rettyの一般ユーザーの潜在ニーズとしては「(観る側としての)ユーザーは自分が行ったことのないお店の中で、美味しいお店、良いお店を探したい」ということが一つ考えられます。そういう一般ユーザーにとっては、情報がスルスルと入ってくるようなものがありがたいといえるでしょう。

それを踏まえて、この記事ではRettyアプリのユーザーインターフェースについて述べたいと思います。

 

Rettyは、Facebookのような他のアプリと同じく、Webページ版とアプリ版とでユーザーインターフェースが異なります。ただFacebookがパソコンで開いた時とスマホで開いた時とでそれほど違和感を感じないのに対して、Rettyはパソコンとスマホとでそれぞれ開いた場合、割と違う印象を受けました。

PCやスマホタブレットのようなデバイスを身体の延長として考えた場合、Web版とアプリ版とでユーザーインターフェースに違いがあると、利用者は多少ストレスを感じるように思います。どのデバイスでも違和感なく利用できるような統一されたユーザーインターフェースを形成することは、極めて重要な要素となりうるでしょう。

 

これ↓がRettyをiPhoneで開いた時のアプリ画面です。「新着」と「マイリスト」のタブが並んでいます。

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メニュー画面を開くと、以下のような項目が表示されます。

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 iPad用アプリはまだ用意されてない様子なので、iPadでRettyアプリを使おうとすると、iPhone版の2倍表示にするしかありません。

もし彼女(仮)と食べに行くお店を探すときは二人で一緒に画面を覗き込めるように、是非iPadの大きい画面でも最適化されたアプリを用意して頂きたいですね!

 

ちなみに自分はよくNewsPicksアプリを利用するのですが、NewsPicksアプリはタブが多く用意されています。現在は「総合トップ/テクノロジー/ビジネス/政治・経済/金融・マーケット/キャリア・教育/社会・スポーツ/特集/オリジナル/ジョブオファー/イノベーション/マイニュース」と12項目のタブがあります。

NewsPicksのいいところは、メニュー画面を押さなくていいところだと個人的には考えています。横にスライドさせるだけで、自分の関心のあるカテゴリーを眺めることができるところが良いです。

これ↓がNewsPicksアプリのトップ画面。

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Rettyアプリのタブは現在「新着/マイリスト」の二項目だけですので、ここに他の項目が追加されると、もっと面白いアプリになる気がしました。

「新着」タブを縦にスクロールすると、和食の次にラーメン、その次にスイーツといった感じで、無秩序に表示されている印象があり、僕の頭では少し戸惑いを覚えます。

例えば「和食/洋食/中華/カフェ/スイーツ/居酒屋/ニュース」のようなタブを追加することで、一般ユーザーはカテゴライズされた情報を簡単に閲覧できるようになるのではないでしょうか。