まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

アマゾンについての新刊3冊

昨日、アマゾンについての新刊を買いました。

目次

 

佐藤将之『アマゾンのすごいルール』(宝島社)

 読んでいて感心した箇所を1つ挙げるならば、アマゾンが「ストック・オプション株ではなくRSU株を支給」(174頁)しているという点ですね。

「「RSU = Restricted Stock Unit」は、日本語で「制限付き株」と訳されます。要するに自社株のことですが、「権利行使(売る)タイミングが1年後、2年後など制限される」というのが大きな特徴です。」(佐藤 [2018]、175頁)。

「アマゾンにとってRSUは、ストック・オプションよりも使い勝手の良い株だと言えるでしょう。

 第1に、評価の高い功労者に「確実に」キャッシュ価値のあるものを渡せるという点。

 第2に、評価の高い功労者に「長く」会社にとどまってもらえるという点。」(佐藤 [2018]、177頁)。

アマゾンは社員に対してRSUのインセンティブを上手く活用していますね。このようにアマゾンが短期的ではなく長期的な目線で制度設計している点は素晴らしいと思います。

 

鈴木康弘『アマゾンエフェクト!』(プレジデント社)

このツイートをした直後、閉店間際の有隣堂に駆け込み、追加で2冊買いました。

この本はタイトルが素晴らしい。

つまり釣りです。完全にタイトルに釣られて買っちゃいました。

秀逸なのは「ほぉ赤字会社の社長が温泉旅行に行くとは?(大意)」と皮肉を言われる件です。

アマゾンというのはおそらく立ち向かうべき対象ではなく、そのインフラをみんなの為に利用開発すべきツールと考える方が生産的かと思います。

 

GAFAリサーチ・ジャパン『アマゾンがわかる』(ソシム)

この本はアマゾンページでは評価星3つとイマイチですが、実際はインフォグラフィックスが綺麗だし、内容もバランス良く配分されていて、アマゾン入門に丁度良いと思いました。僕は好きですね。

 

まとめ

 

文献