今回はブルデューについて書こうと思います。
買っちゃった笑
— 荒川幸也 Sakiya Arakawa (@hegelschen) 2018年3月7日
ブルデュー『知の総合をめざして』藤原書店、2018年。 pic.twitter.com/4pG7KZA2YA
ブルデューを、ずっと読みたいと思っていたのだが、そう思って何年か経ってしまった。やっとだ。
— 荒川幸也 Sakiya Arakawa (@hegelschen) 2018年3月7日
ブルデュー2冊目買った!
— 荒川幸也 Sakiya Arakawa (@hegelschen) 2018年3月8日
ブルデュー『科学の科学』藤原書店、2010年。 pic.twitter.com/LJhYvKFtRx
これから読む。
— 荒川幸也 Sakiya Arakawa (@hegelschen) 2018年3月15日
ブルデュー『男性支配』坂本さやか・坂本浩也訳、藤原書店、2017年。 pic.twitter.com/LS1dQ6Ialj
僕は最近ブルデューの本を読んでいます。一般的にはあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、ブルデュー(Pierre Bourdieu, 1930-2002)はフランスの社会学者です。日本では藤原書店から翻訳が沢山出ています。
今月はブルデューの本を3〜4冊ほど買ってみたのですが、僕が何度か読んだのは『科学の科学』(藤原書店、2010年)という本です。
僕はブルデューをかじりながら、ブルデューは偉大な人物だった、とつくづく思います。なぜなら、ブルデューは社会の事柄を表現する様々な用語を作り出したからです。それは例えば「ハビトゥス」「文化資本」「界」などです。ブルデューがこれまで表現されてこなかった社会の事柄をずばり表現する新たな用語を作り出すことによって、我々はそれを理解することができるようになったのです。ブルデュー用語の1つである「文化資本(le capital culturel)」という概念は、これによって事柄を説明できる寄与が大きく、画期的だと思います*1。
ブルデューの他にも素晴らしい仕事をした社会学者はいます。イヴァン・イリイチの「シャドウワーク(shadow work)」という概念もまた、この言葉によって社会の、というよりは家庭の事柄を理解し、説明することを可能にしました。
僕はブルデューやイリイチのことを念頭に置きながら、見えてるようで説明できていない事柄はないかな〜と思って過ごしているのですが、全然見えてきません。忙しなくすぎていく日々。なので、彼らのように事柄をずばり表現するだけでもすごいことだと思うのです。