まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

【読書メモ】神田昌典『新装版 非常識な成功法則』(フォレスト出版)

 

神田昌典『新装版 非常識な成功法則』(フォレスト出版) は、結構度肝を抜かれる内容です。確かに著者が「この本は私が一番書きたくなかった本」というのは頷けます。でも、だからこそ使えるノウハウが詰まっています。読んだのはもう数ヶ月前ですが、めちゃくちゃ役立っています。 

例えば、紙に「やりたくないこと」を書き出してから「やりたいこと」を書き出す方法が挙げられています。これは紙に書くことで、脳の仕組みを利用して水面下で夢を実現させる合理的な方法な訳です。もっと言えば、パソコンのメモリやストレージは年々倍増していきますが、そもそも私たちの生まれつき持っている脳みそは、ある意味でパソコンの処理能力に匹敵するような処理を潜在意識で行なっているので、それをうまく利用するという目から鱗の説明があります(72〜73頁)。

たこの本では、テープを聴くという情報収集法が紹介されています(130〜136頁)。これは、通勤時間に耳から情報を入れるだけで、潜在意識に知識を刷り込めるスゴ技として紹介されています。昔はカセットテープやCD、MD、ストレージで容量に制限がありましたが、今ならiPhoneスマホにイヤホンを挿して、通勤途中にYou Tubeでも起動すれば、無制限にアクセスできるのだから、この本の中でこれほど今すぐに応用しやすいネタはないかもしれません。