先日appleが秘密主義をやめるというニュースが出ました。
ジョブズのいた頃のappleは秘密裏にiPhoneなどの自社製品を開発し、発売直前まで徹底した情報統制を敷いていたことで知られています。うっかり情報を出してしまいかねない社員にとっては厳しい職場だったと予想されますが、ビジネスの観点からすると秘密主義は利益を出すために重要な要因となりえます。
インターネット自体はオープン化と親和性が高いのですが、オープンにすることで力を得るのは個人であって、会社ではないような気がします。appleの秘密主義は、市場で他に追随を許さない洗練された製品を世に出すために絶大な効果を発揮しました。そしてスティーブ・ジョブズの亡き今、appleは秘密主義をやめる方針に変えるそうです。私から見れば、appleの秘密主義は、それこそがappleの魅力でもあったのであり、秘密主義をやめるのであれば、もはやappleはジョブズのappleであることをやめるのだと思います。
とはいえiPhone6のデザインからして、かつての美的センスを失ったように見えますからねえ。なんだかなぁー。