まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

ヴィーコ『新しい学』覚書(17)

目次 ヴィーコ『新しい学』(承前) 著作の観念(承前) ヴィーコのいう「自然神統記」とはヘシオドスの『神統記』のことか 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヴィーコ『新しい学』(承前) 著作の観念(承前) ヴィーコのいう「自然神統記」とはヘシオドスの…

ヴィーコ『新しい学』覚書(16)

目次 ヴィーコ『新しい学』(承前) 著作の観念(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com 前回が半年以上前であるから、私自身も内容を忘れてしまっている。と同時に『もう半年も経ってしまったのか』という驚きを禁じ得ない。無理を承知で少しばかり読解を…

ホッブズ『リヴァイアサン』覚書(7)

目次 ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) 古代ギリシアにおける「汝自身を知れ」の意味 ホッブズにおける「汝自身を知れ」の意味 文献 sakiya1989.hatenablog.com ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) しかし、近ごろでは理解さ…

ホッブズ『リヴァイアサン』覚書(6)

目次 ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) 人びとを読むことは可能か 文献 sakiya1989.hatenablog.com ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) 人びとを読むことは可能か 第一に関しては、賢明さ Wisdome は、書物を読むことによって…

ベンヤミン「歴史の概念について」覚書(2)

目次 第二テーゼの解釈 羨望と幸福 秘密の索引と密約 文献 sakiya1989.hatenablog.com 第二テーゼの解釈 『個々人のうちには非常に多くの利己心がありながら、どの〔瞬間の〕現在もおのれの未来に対しては一般に羨望を抱かないということは、人間の心の最も…

A Study on Benjamin's "On the Concept of History" (1)

CONTENTS Introduction Interpretations on "sollen" in the thesis I Bibliography Introduction In the following, I will write about Benjamin's "On the Concept of History" (Über den Begriff der Geschichte, 1940). For the original German text, …

ベンヤミン「歴史の概念について」覚書(1)

目次 はじめに 第一テーゼの解釈 sollenをめぐる解釈 文献 はじめに 以下ではベンヤミン「歴史の概念について」について書きたいと思う。 ドイツ語の原文はSuhrkamp版のベンヤミン全集を参照し、訳文は第六テーゼまでは平子友長訳(平子2005)を用いる。 第…

The Problem of Reference Indication in Part 1 of Spinoza's Ethica

CONTENTS Introduction The Problem of Reference Indication in Part 1 of Spinoza's Ethica Spinoza's Ethica, the first Dutch (translated) edition, 1677. Conclusions Bibliography Introduction I was reading the first edition of Spinoza's Ethica…

Marx and the Magnet

CONTENTS Marx and the Magnet Discovery of magnetic polarity Conclusions Bibliography Marx and the Magnet In "Capital" Karl Marx says the following. 3) "Things have an intrinsick vertue (this is by Barbon the specific designation for value …

2020年にこのブログに書いた記事を振り返る

目次 はじめに エッセイ アニメ批評 古典についての覚書 ホッブズ『リヴァイアサン』覚書 スピノザ『エチカ』覚書 ヴィーコ『新しい学』覚書 ルソー『社会契約論』覚書 ルソー『言語起源論』覚書 アダム・スミス『国富論』覚書 ヘーゲル『精神現象学』覚書 …

ヘーゲル『法の哲学』の関連図書

目次 はじめに ヘーゲル『法の哲学』の関連図書 加藤尚武『ヘーゲルの「法」哲学』青土社 S・アヴィネリ『ヘーゲルの近代国家論』高柳良治訳、未來社 神山伸弘『ヘーゲル国家学』法政大学出版局 M・リーデル『ヘーゲル法哲学その成立と構造』福村出版 佐藤康…

ホッブズ『リヴァイアサン』覚書(5)

目次 ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) 本書の構成 文献 sakiya1989.hatenablog.com ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) 本書の構成 この人工的人間の本性を叙述するために、私は、 第一に、それの素材 Matter と製作者、それ…

ホッブズ『リヴァイアサン』覚書(4)

目次 ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) 人間の機構に擬えられし政治概念 文献 sakiya1989.hatenablog.com ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) 人間の機構に擬えられし政治概念 そして、そのなかで、主権 Soveraignty は全身体…

ホッブズ『リヴァイアサン』覚書(3)

目次 ホッブズ『リヴァイアサン』(承前) 序説(承前) ホッブズの合理的な「自然」観 近代的な「国家」概念としての「リヴァイアサン」 なぜホッブズは「リヴァイアサン」という呼び名を「国家」概念に与えたのか 文献 sakiya1989.hatenablog.com ホッブズ…

ホッブズ『リヴァイアサン』覚書(2)

目次 ホッブズ『リヴァイアサン』 序説 「自動機械」の政治哲学への応用 自然という技術と人間の技術 文献 sakiya1989.hatenablog.com ホッブズ『リヴァイアサン』 序説 「自動機械」の政治哲学への応用 まずは「序説」から見ていこう。 自然(神がそれによ…

書籍を出版社から直接購入してみた

目次 はじめに コロナ禍で直接注文できるようになった 在庫僅少本フェア開催中 追伸 はじめに リチャード・タック著『トマス・ホッブズ』(田中浩・重森臣広訳、未來社、1995年)を出版社である未來社から直接購入してみました。 www.miraisha.co.jp 購入 pi…

ホッブズ『リヴァイアサン』覚書(1)

目次 はじめに 『リヴァイアサン』のタイトルについて 文献 はじめに この連載ではホッブズ『リヴァイアサン』(水田洋訳、岩波文庫)を読んでいきたいと思う。なお『リヴァイアサン』の初版の種類と口絵については下記リンク先を参照されたい。 sakiya1989.…

ホッブズ『リヴァイアサン』三つの初版:ヘッド・ベア・オーナメント

目次 はじめに 『リヴァイアサン』の三つの初版 ヘッド版(真正版) ベア版(海賊版) オーナメント版(海賊版) おわりに 文献 はじめに 今回はトマス・ホッブズ『リヴァイアサン』(Leviathan, 1651)の初版について、Googleブックスを利用しながらその異…

『リヴァイアサン』の口絵——トマス・ホッブズとアブラハム・ボス

目次 はじめに ホッブズ『リヴァイアサン』の口絵 口絵の図像学と記憶術 アブラハム・ボスの作品 文献 はじめに 今回は「『リヴァイアサン』の口絵——トマス・ホッブズとアブラハム・ボス」というタイトルで書きたいと思う。 ホッブズ『リヴァイアサン』の口…

スティーヴン・シェイピン+サイモン・シャッファー『リヴァイアサンと空気ポンプ:ホッブズ、ボイル、実験的生活』(吉本秀之監訳、柴田和宏+坂本邦暢訳、名古屋大学出版会、2016年)

目次 はじめに ホッブズとボイル 文献 はじめに スティーヴン・シェイピン+サイモン・シャッファー『リヴァイアサンと空気ポンプ:ホッブズ、ボイル、実験的生活』(吉本秀之監訳、柴田和宏+坂本邦暢訳、名古屋大学出版会、2016年)という本を買いました。…

アダム・スミス『国富論』覚書(1)

目次 はじめに アダム・スミス『国富論』 序と構想 文献 はじめに 本稿ではアダム・スミス『国富論』(高哲男訳、講談社)を読む。 私は以前、岩波文庫で『国富論』を読んだことがあるが、いわゆる「道徳哲学 moral philosophy 」の教授アダム・スミス(1723…

〔翻訳〕デステュット・ド・トラシー『観念学要論』(8)

目次 デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(承前) イントロダクション(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(…

〔翻訳〕デステュット・ド・トラシー『観念学要論』(7)

目次 デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(承前) イントロダクション(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(…

〔翻訳〕デステュット・ド・トラシー『観念学要論』(6)

目次 デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(承前) イントロダクション(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(…

〔翻訳〕デステュット・ド・トラシー『観念学要論』(5)

目次 デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(承前) イントロダクション(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(…

フーコー『言葉と物』覚書(1)

目次 はじめに フーコー『言葉と物』 序 「われわれ」の思考を揺るがす「他なる思考」 文献 はじめに このシリーズではミシェル・フーコー『言葉と物』(渡辺一民・佐々木明訳、新潮社)を読んでいきたい。 筆者はフーコーの著作に何度かチャレンジしてみた…

いかにして過去のコンプライアンス違反と共存するか——『炎炎ノ消防隊』にみる組織論

目次 はじめに コンプライアンス違反のモデルケースとしての『炎炎ノ消防隊』 いかにして過去のコンプライアンス違反と共存するか おわりに はじめに 今回は「いかにしてコンプライアンス違反と共存するか——『炎炎ノ消防隊』にみる組織論」というタイトルで…

〔翻訳〕デステュット・ド・トラシー『観念学要論』(4)

目次 デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(承前) イントロダクション(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(…

〔翻訳〕デステュット・ド・トラシー『観念学要論』(3)

目次 デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(承前) イントロダクション(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(…

〔翻訳〕デステュット・ド・トラシー『観念学要論』(2)

目次 デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(承前) イントロダクション(承前) 文献 sakiya1989.hatenablog.com デステュット・ド・トラシー『観念学要論』第二版(承前) 第一部 固有の意味での観念学(…