まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

フォイエルバッハ『将来の哲学の根本命題』覚書(2)

目次 フォイエルバッハ『将来の哲学の根本命題』(承前) 近世の課題とプロテスタンティズム 文献 sakiya1989.hatenablog.com フォイエルバッハ『将来の哲学の根本命題』(承前) 近世の課題とプロテスタンティズム 1 近世の課題は,神の現実化と人間化——神…

フォイエルバッハ『将来の哲学の根本命題』覚書(1)

目次 はじめに フォイエルバッハ『将来の哲学の根本命題』(1843年) 文献 はじめに 本稿ではルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ(Ludwig Andreas Feuerbach, 1804-1872)の『将来の哲学の根本命題』(Grundsätze der Philosophie der Zukunft, 1…

インシュレーターを買いました

目次 定在波とインシュレーター オーディオテクニカ ハイブリッドインシュレーター 定在波とインシュレーター 前回有機ELテレビやサウンドバーを購入したと書いたが、その続きである。わざわざ購入したSONYのサウンドバーの音質に満足できず悩んでいた。とい…

有機ELテレビを買いました

目次 最近購入したもの LG 55型 4Kチューナー内蔵 有機EL テレビ アイリスプラザ テレビ台 ハイタイプ ソニー サウンドバー / HT-S100F 最近購入したもの 引っ越しを機にテレビを購入した。3LDKの家に引っ越してきたので、大型テレビを置く余裕ができた。前…

県外引っ越し

4月以降の転勤先があまりにも遠くて通えないので、引っ越しをすることにした。県外へ引っ越しするのは初めてである。異動の辞令が出たのが3月3週目過ぎた頃だったので、とにかく時間がない。先週、たまたま内覧しに行った1件目の物件があまりにも優良物件だ…

ヘーゲル『法の哲学』覚書:「世界史」篇(2)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 世界史(承前) 四つの「世界史的帝国」 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 世界史(承前) 四つの「世界史的帝国」 第354節 これら四つの原理に従って,世界史的諸帝国には次の四つが存在す…

読書前ノート(7)

目次 読書前ノート(承前) 梅田百合香『ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想』(KADOKAWA、2022年) 読書前ノート(承前) 梅田百合香『ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想』(KADOKAWA、2022年) 「シリーズ世界の思想」という企画を立ち…

デカルトにとっての〈数学〉:『方法序説』を中心に

目次 デカルトにとっての〈数学〉:『方法序説』を中心に 文献 sakiya1989.hatenablog.com デカルトにとっての〈数学〉:『方法序説』を中心に ここでは先ず、デカルトが〈数学〉についてどのように考えていたのかという点について、彼の『方法序説』を中心…

〈哲学〉と〈数学〉の関係を考える

目次 はじめに 思考実験その一:〈哲学〉と〈数学〉の四則演算 思考実験その二:等式の変形 〈哲学〉の条件としての〈数学〉 文献 はじめに 〈数学〉の発展がその時代の〈哲学〉に与えた影響は決して少なくない。かの偉大な哲学者プラトンは、算術・幾何学・…

ヘーゲル『法の哲学』覚書:「抽象法」篇(1)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 第一部 抽象法 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 第一部 抽象法 第34節 即自的かつ対自的に自由な意志も,この意志がその抽象的概念においてある場合には,直接性〔無媒介性〕という規定性の…

読書前ノート(6)

目次 読書前ノート(承前) 佐藤直樹『基礎から身につく「大人の教養」 東京藝大で教わる西洋美術の見かた』(世界文化社、2021年) カート・セリグマン『魔法 その歴史と正体』(平田寛・澤井繁男訳、平凡社、2021年) 読書前ノート(承前) 佐藤直樹『基礎…

読書前ノート(5)

目次 読書前ノート(承前) イアン・ハッキング『数学はなぜ哲学の問題になるのか』(金子洋之・大西琢朗訳、森北出版、2017年) 読書前ノート(承前) イアン・ハッキング『数学はなぜ哲学の問題になるのか』(金子洋之・大西琢朗訳、森北出版、2017年) 最…

読書前ノート(4)

目次 読書前ノート(承前) 蛯谷敏『レゴ——競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方』(ダイヤモンド社、2021年) 読書前ノート(承前) 蛯谷敏『レゴ——競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方』(ダイヤモンド社、2021年) 「ソフトバンク…

読書前ノート(3)

目次 読書前ノート(承前) 前田鎌利『課長2.0 リモートワーク時代の新しいマネージャーの思考法』(ダイヤモンド社、2021年) 読書前ノート(承前) 前田鎌利『課長2.0 リモートワーク時代の新しいマネージャーの思考法』(ダイヤモンド社、2021年) 前田鎌…

読書前ノート(2)

目次 読書前ノート(承前) 岩波哲男『ヘーゲル宗教哲学入門』(理想社、2014年) 読書前ノート(承前) 岩波哲男『ヘーゲル宗教哲学入門』(理想社、2014年) 神保町の三省堂書店でたまたま本書を見つけて手に取った。ヘーゲルの著作の背後には、常に宗教性…

読書前ノート(1)

目次 はじめに 読書前ノート 赤松明彦『『バガヴァッド・ギーター』——神に人の苦悩は理解できるのか?』(岩波書店、2008年) 臼杵陽『大川周明 イスラームと天皇のはざまで』(青土社、2010年) エドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性…

ヘーゲル『精神現象学』読書会予習(1)

目次 はじめに ヘーゲル『精神現象学』 精神 啓蒙の主張 文献 はじめに 以下の内容は私が参加しているヘーゲル『精神現象学』読書会予習のためのメモであり,第三者に読まれることは想定していない. ヘーゲル『精神現象学』 精神 啓蒙の主張 第一に啓蒙は,…

承認のリーダーシップと言葉の生命力

目次 はじめに 承認のリーダーシップ 言葉の生命力を信じる 人々を笑顔にする仕事は直接目に見えない はじめに 最近YouTubeで鴨頭嘉人(1966-)さんの講演を聴いている.しかも繰り返し繰り返しである.鴨頭さんの講演が素晴らしく面白く仕事の為になり,他…

バウムガルテン『美学』覚書(1)

目次 はじめに バウムガルテン『美学』第一巻 序論 美学に装飾された〈花冠〉 感性的認識の〈学問〉としてのバウムガルテン美学 美の表象の複合体としての〈感性的認識〉 文献 はじめに 本稿ではアレクサンダー・ゴットリープ・バウムガルテン(Alexander Go…

ヘーゲル『法の哲学』覚書:「世界史」篇(1)

目次 ヘーゲル『法の哲学』 世界史 「世界史」における「普遍的精神」 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』 世界史 「世界史」における「普遍的精神」 第341節 普遍的精神が定在する境位は,芸術においては直観と像,宗教においては感情と…

ヘーゲル『法の哲学』における「世界史」の位置付け

目次 はじめに なぜ「世界史」は『法の哲学』の最後に位置付けられているのか 「世界法廷」としての「世界史」 文献 はじめに 以下では,ヘーゲル『法の哲学』における「世界史」の位置付けについて見ていきたい. ヘーゲルの世界史の哲学,あるいは歴史哲学…

ヘーゲル社会哲学とジェンダー

はじめに どんな領域においても現代においてはジェンダーの問題を取り上げることなしに論じることはできない。哲学もまたそうである。私が繰り返し取り上げているヘーゲルの場合はどうだろうか。そもそもジュディス・バトラー自身がヘーゲル研究をバックボー…

学術的なことは何も出来ません

最近このブログが全然更新できてないことがお分かりいただけるだろうか。とにかく仕事の方に傾倒しなければとてもやっていけないほど今は余裕がないのである。もちろん休日はあるが、休日は仕事のメールを見てしまうし不安しかない。不安を搔き消すためにビ…

マルクス『資本論』第一巻「初版への序文」(1)

はじめに 本稿ではマルクス『資本論』第一巻「初版序文」を見ていく. マルクス『資本論』第一巻「初版への序文」 マルクスの病気:潰瘍・肝臓病・フルンケル (1)ドイツ語初版 序文 私がその第一巻を刊行するこの著作は,1859年に出版された私の著書『政…

マルクス『資本論』におけるダンテ『神曲』(1)

はじめに 「マルクスとダンテ」というテーマが主題として書かれることはほとんどない。だが、もし仮に「マルクスとダンテ」というテーマを立てるとすれば、一体どのようなことが明らかになるだろうか。おそらくこのテーマに取り組んでみることは、我々が『資…

気づけば師走

仕事で所属する課が変わり、勤務地も移動し、新しい役割になって早1ヶ月。『〈目まぐるしい〉とはこういうことを言うのか』と思うぐらいあっと言う間だった。とにかく頭の中は常に『!?』『ワカラナイ…』『進捗ダメです!』のサイクルを回しているだけで決…

ヘーゲル『法の哲学』覚書:「対外主権性」篇(6)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 対外主権性(承前) 偶然性と必然性,自然態と人倫態,そして自由 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 対外主権性(承前) 偶然性と必然性,自然態と人倫態,そして自由 ——いま述べられた点に…

ヘーゲル『法の哲学』覚書:「対外主権性」篇(5)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 対外主権性(承前) 「国家」を「市民社会」と取り違えてはならない 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 対外主権性(承前) 「国家」を「市民社会」と取り違えてはならない 第324節の注解を見…

どうしてこうなった

11月になり、異動になった。まず自分の役割が変わったし、周囲の人間関係も変わってしまった。知らない人たちの前で失礼は許されないので、業務で迷惑にならないようにビジネススキルを改めて学んでいる。この変化は、ほとんど社内転職したに等しい。新しい…

マルクス『資本論』覚書(18)

目次 マルクス『資本論』(承前) 第一部 資本の生産過程(承前) 社会的必要労働時間の量によって規定される価値の大きさ 文献 sakiya1989.hatenablog.com マルクス『資本論』(承前) 第一部 資本の生産過程(承前) 社会的必要労働時間の量によって規定さ…