まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

D・サダヴァ『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学』覚書

目次 はじめに D・サダヴァ『カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学』(中村千春・石崎泰樹監訳・翻訳,小松佳代子翻訳,講談社,2021年) 細胞分裂周期 用語メモ 文献 はじめに 諸外国と比べて,日本のコロナワクチンの接種が遅…

ルソー『社会契約論』覚書(9)

目次 ルソー『社会契約論』(承前) 第一編第二章 最初の社会について(承前) ルソーとダルジャンソン 文献 sakiya1989.hatenablog.com ルソー『社会契約論』(承前) 第一編第二章 最初の社会について(承前) ルソーとダルジャンソン *「公法についての…

ヘーゲル『法の哲学』覚書(7)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 複数形の「真理」と「永続的なもの」 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 複数形の「真理」と「永続的なもの」 たしかに,ものごとをもっとも根本的に受け取るよう…

ヘーゲル『精神現象学』覚書(6)

目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) ヘーゲル哲学の「流動的な本性」 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) ヘーゲル哲学の「流動的な本性」 つぼみは花弁がひらくと消えてゆく.そこでひとは,つぼ…

ヘーゲル『精神現象学』覚書(5)

目次 ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 「思いなし」が見出す矛盾 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『精神現象学』(承前) 序文(承前) 「思いなし」が見出す矛盾 同様にまた,或る哲学的労作が,対象をおなじくするいくつかのべつの…

ヘーゲル『法の哲学』覚書(6)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 『法の哲学』を〈学問〉たらしめる〈形式〉としての『論理の学』 『法の哲学』における『論理学』 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 『法の哲学』を〈学問〉たら…

ヘーゲル『法の哲学』覚書(5)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 「以前の論理学」とは何か 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 「以前の論理学」とは何か 以前の論理学の諸形式や諸規則,つまり悟性認識の諸規則を含む定義や区分…

ヘーゲル『論理の学』覚書(5)

目次 ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文(承前) ドイツの「形而上学を持たない教養ある民族」 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文(承前) ドイツの「形而上学を持たない教養ある民族」 カント哲学の…

ヘーゲル『論理の学』覚書(4)

目次 ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文(承前) 奇妙な民族 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文(承前) 奇妙な民族 一方では以前の形而上学の内容に対して,他方では形式に関して,また両方ともに対…

ヘーゲル『論理の学』覚書(3)

目次 ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文(承前) カント批判哲学以前の伝統的形而上学 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文(承前) カント批判哲学以前の伝統的形而上学 この時代より前に形而上学と呼…

ヘーゲル『論理の学』覚書(2)

目次 ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文 哲学の変容と論理学 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『論理の学』(承前) 第一版への序文 哲学の変容と論理学 ほぼ二十五年来,われわれのもとで哲学的にものを考える方法に完全な変更が加えら…

ヘーゲル『法の哲学』覚書(4)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 『要綱』における「方法」の問題 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 『要綱』における「方法」の問題 この要綱が,さしあたっては,ここで指導的な役割を果たして…

ヘーゲル『論理の学』覚書(1)

目次 はじめに ヘーゲル『論理の学』 『論理の学』の邦訳について 『論理の学』「存在論」第1版と第2版における表題紙の違い 文献 はじめに 本稿ではヘーゲル『論理の学』(山口祐弘訳,作品社)を読む. ヘーゲルの『論理の学』(Wissenschaft der Logik)…

ヘーゲル『法の哲学』覚書(3)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 「注解」の役割について 「要綱」と「概論」の違い 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言(承前) 「注解」の役割について しかし,この要綱が出版され,それにともない広範な…

ヘーゲル『法の哲学』覚書(2)

目次 ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言 「講義への手引き」としての『要綱』 ヘーゲルの法哲学講義 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヘーゲル『法の哲学』(承前) 序言 「講義への手引き」としての『要綱』 この要綱を出版する直接のきっかけは,私が職務…

ヘーゲル『法の哲学』覚書(1)

目次 はじめに ヘーゲル『自然法と国家学の要綱/法の哲学の綱要』 「自然法と国家学の要綱」 「法の哲学の綱要」 文献 はじめに 本稿ではヘーゲル『法の哲学 自然法と国家学の要綱』(上妻精・佐藤康邦・山田忠彰訳,岩波書店)を読む*1. まず最初に,訳者…

スピノザ『エチカ』覚書(14)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 〈実体〉=〈神〉を自然物や人間の本性と類比的に捉えてはならない 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 〈実体〉=〈神〉を自然物や人間の本…

スピノザ『エチカ』覚書(13)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体の無限性 部分的否定と絶対的肯定 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体の無限性 定理八 すべての実体は必然的に無限である. 証明 …

スピノザ『エチカ』覚書(12)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体と存在 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 実体と存在 定理七 実体の本性には存在することが属する. 証明 実体は他のものから産出され…

スピノザ『エチカ』覚書(11)

目次 スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 他者によって産出されざる実体 文献 sakiya1989.hatenablog.com スピノザ『エチカ』(承前) 第一部 神について(承前) 他者によって産出されざる実体 定理六 或る実体は他の実体から産出される…

マルクス『資本論』覚書(9)

目次 マルクス『資本論』(承前) 第一部 資本の生産過程(承前) 商品のあいだに共通する「第三のもの」 文献 sakiya1989.hatenablog.com マルクス『資本論』(承前) 第一部 資本の生産過程(承前) 商品のあいだに共通する「第三のもの」 (1)ドイツ語…

ルソー『政治経済論』覚書(2)

目次 ルソー『政治経済論』(承前) 国家と家族の違い 文献 sakiya1989.hatenablog.com ルソー『政治経済論』(承前) 国家と家族の違い 国家と家族とのあいだには,多くの著述家が主張しているほどに多くの関係があるにしても,だからといって,これら二つ…

ルソー『政治経済論』覚書(1)

目次 はじめに ルソー『政治経済論』 〈経済〉の二つの意味——「政治経済」と「家内経済」 文献 はじめに 本稿ではジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau, 1712-1778)のいわゆる『政治経済論』(Discours sur l'économie politique, 1755)を検討…

〈政治経済学〉についての覚書(1)

目次 はじめに アダム・スミス『国富論』における〈政治経済学〉 文献 はじめに 本稿では〈政治経済学〉について書きたいと思う。 〈政治経済学〉とは英語のpolitical economyを訳したものである。これは今では単に「経済学」と訳されるのが通例である。しか…

マルクス『資本論』覚書(8)

目次 マルクス『資本論』(承前) 第一部 資本の生産過程(承前) マルクスの〈価値の現象学〉 文献 sakiya1989.hatenablog.com マルクス『資本論』(承前) 第一部 資本の生産過程(承前) マルクスの〈価値の現象学〉 (1)ドイツ語版『資本論』初版 ある…

マルクス『資本論』覚書(7)

目次 マルクス『資本論』(承前) 第一部 資本の生産過程(承前) 〈現象〉としての「量的関係」 商品に〈内在的な〉交換価値は「形容矛盾」か ル・トローヌ『社会利益論』(1777年,パリ) 文献 sakiya1989.hatenablog.com マルクス『資本論』(承前) 第一…

「6G」についての覚書(1)

6G 5G

はじめに 今回は「6G」について書きたいと思う。(仕事に関わるとはいえ、以下の内容はほとんど独学でにわかの知識で書いているので、間違ったことを書いてしまっている場合もあることをあらかじめ断っておく。) 『ようやくこれから「5G」を導入しようとし…

ヴィーコ『新しい学』覚書(18)

目次 ヴィーコ『新しい学』(承前) 著作の観念(承前) ホメロスの詩とその文体 文献 sakiya1989.hatenablog.com ヴィーコ『新しい学』(承前) 著作の観念(承前) ホメロスの詩とその文体 こうしてまた,第二には,英雄物語も,すべての諸国民においてそ…

アタナシウス・キルヒャーの著作における図像(4)

目次 キルヒャーの著作における図像(承前) 1676年(Sphinx mystagoga: sive Diatribe hieroglyphica, qua Mumiae, ex Memphiticis Pyramidum Adytis Erutae…) 文献 sakiya1989.hatenablog.com キルヒャーの著作における図像(承前) 1676年(Sphinx mysta…

アタナシウス・キルヒャーの著作における図像(3)

目次 キルヒャーの著作における図像(承前) 1652-1655年『エジプトのオイディプス』(Oedipus Aegyptiacus) 1665年『マリアのエウスタキウス物語』(Historia Eustachio-Mariana) 1665年『算術学』(Arithmologia sive De abditis numerorum mysterijs) …