まだ先行研究で消耗してるの?

真面目に読むな。論理的に読むな。現実的なものは理性的であるだけでなく、実践的でもある。

『音楽思想史』への取り組み(2)

目次

(以下のつづきです)

sakiya1989.hatenablog.com

 

『音楽思想史』に関する先行研究

ルソー関連文献

板野和彦「ルソーの音楽教育観に関する研究」(明星大学教育学研究紀要第18号、2003年)

まあルソーの教育論ってそんな感じだよね、という…。

小田部胤久「ルソーとスミス——芸術の自然模倣説から形式主義的芸術観はいかにして生まれたのか——」(東京大学美学芸術学研究室『美学藝術学研究』第15号、1996年)

美学研究の泰斗、小田部胤久先生独自の切り口で描かれる、ジャン=ジャック・ルソーとアダム・スミスの音楽論の比較思想史的研究です。

小穴晶子「ルソーの音楽模倣論の意味について」(東京大学文学部美学芸術学研究室紀要『研究』第1号、1982年)

 

増田真「ルソーにおける言語の起源と人間の本性——『人間不平等起源論』と『言語起源論』——」(東京大学仏語仏文学研究会「仏語仏文学研究」第7号、1991年)

『人間不平等起源論』から『言語起源論』にかけてルソーの思想は深化していき、そこには「人間」把握における根本的な転回があったのです。

増田真「説得と誓約:『エミール』における言語の問題」(東京大学仏語仏文学研究会「仏語仏文学研究」第49号、2016年)

増田先生による『エミール』のうちにルソーの言語論を読み取ろうとする試みです。

(以下につづく)

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