まだ先行研究で消耗してるの?

全然ロジカルじゃない(!)書きたいことをひたすら書くブログです。ノンロジカルエッセイ。

Google+の閉鎖とユーザーの情報流出について

先日、Google+の閉鎖がアナウンスされた。 jp.techcrunch.com ちょうど「Google+つまんないな」と思っていたタイミングだったので、Google+閉鎖のニュースを見たとき、「無くなるのか、最近使いづらいし良いタイミングだな」と思った。 個人的な感想だが、Go…

逸見龍生/小関武史 編『百科全書の時空:典拠・生成・転移』(法政大学出版局、2018年)

目次 逸見龍生/小関武史 編『百科全書の時空:典拠・生成・転移』(法政大学出版局、2018年) 文献 逸見龍生/小関武史 編『百科全書の時空:典拠・生成・転移』(法政大学出版局、2018年) 一ヶ月前に『百科全書の時空』という本を購入しました。 2冊でお…

熊野純彦『本居宣長』(作品社、2018年)

目次 熊野純彦『本居宣長』(作品社、2018年) 文献 熊野純彦『本居宣長』(作品社、2018年) 熊野先生の『本居宣長』を買いました。 熊野 純彦『本居宣長』作品社。気になったので購入。 pic.twitter.com/hlt3aRuDCC — 荒川幸也 (@hegelschen) 2018年10月9…

健康診断結果を分析する

目次 健康診断結果 判定の良い項目 判定の不良な項目 小括 健康診断結果 本日、健康診断結果が届きました。 健康診断の結果が届いて戦慄している — 荒川幸也 Sakiya ARAKAWA (@hegelschen) 2018年9月3日 毎回同じクリニックで基本健診を受けていることもあっ…

ヴィーコの文献を読むなど

今日はヴィーコの文献を読みました。さらっとだけど。 ↓これ読んでびっくりしたのは、ヴィーコ『新しい学』からの引用が、イタリア語原著じゃなくてドイツ語訳版を参照していたこと。山田貞三 [1986]「G.ヴィーコの『新しい学』」https://t.co/9Y3U3yoiqD — …

外国株式とロボアドバイザー(ウェルスナビ)の近況(その2)

目次 米国株+中国株 ロボアドバイザー(ウェルスナビ) 小括 今年の3月に、私のポートフォリオ、とりわけ米国株とロボアドバイザー(ウェルスナビ)の状況をお伝えしてから約半年が経ちました。この度、近況を報告します。 sakiya1989.hatenablog.com 米国…

ヘーゲル『世界史の哲学』講義録における文献学的・解釈学的問題

今回は、ヘーゲル『世界史の哲学』講義録における文献学的・解釈学的問題というテーマで書きたいと思います。 目次 はじめに 底本は最新の資料ではない?ー文献学的問題 『世界史の哲学』講義録における解釈学的問題 結語 参考文献 はじめに 先日、ヘーゲル…

ヴィーコの「共通感覚(常識)」論

今回はヴィーコの「共通感覚(常識)」論というテーマで書きたいと思います。 目次 はじめに ヴィーコの「共通感覚(常識)」 文献 はじめに ヴィーコは早熟な独学者として知られており、彼の死後、様々な歴史家に影響を与えたと言われています。 さて、表題…

ヘーゲルの「倫理」について

今回はヘーゲルの「倫理」について書きたいと思います。 目次 はじめに ヘーゲルの「倫理」 文献 はじめに 前回の記事で毎日更新する意志を提示しましたが、実際に毎日書こうとすると、体力は持たないし書く内容も頭に浮かばないということで、結構キツイも…

不満について

今回は、不満について書きたいと思います。 目次 はじめに 不満と欲求 不満の必然性 不満の不可逆性 はじめに 最近あるサイトで、内容が薄くなってもブログは毎日更新した方がいいという趣旨の内容を読んだので、しばらく毎日更新してみようと思います。 と…

いわゆる「自由意志」論(1)

目次 はじめに いわゆる「自由意志」論 文献 はじめに 今回はいわゆる「自由意志」論について書きたいと思います。前回の記事でヘーゲルの意志論についてちょろっと書きましたが、「自由意志」の概念史についてもう少し遡ってみようと思います。 ちなみに余…

カーネマンとヘーゲルの意志・思考論

目次 はじめに カーネマンの意志・思考論の2類型(システム1・システム2) ヘーゲルの意志・思考論の3類型(自然意志・選択意志・自由意志) カーネマンとヘーゲルの意志・思考論の違い 文献 はじめに 今回は、ダニエル・カーネマンとヘーゲルの意志・思…

ヘーゲル体系における完全性?

目次 はじめに ヘーゲル体系における完全性? 文献 はじめに 今月初めてのブログ更新です。最近ブログの更新が滞っていたのは、ヘーゲルのテクストと真面目に格闘していたからです。真面目に格闘していたと言っても、正直頭が疲れるだけで全然前に進んでいな…

ヘーゲル『精神の現象学』「序言」における《哲学》と《科学》

目次 「哲学が科学に高まる」とはどういうことなのか 「序言(Vorrede)」は哲学的著作にとって余計なものなのか 文献 今回は、ヘーゲルにおける《哲学》と《科学》について書きたいと思います。 前々回、私は「ホッブズの「哲学=科学」論」という記事を書…

イェーリングの「権利感情」論

目次 イェーリング『権利のための闘争』 「権利感情」と「力」 文献 今回はイェーリングの「権利感情」論について書きたいと思います。 イェーリング『権利のための闘争』 イェーリング(Rudolph von Ihering, 1818-1892)の代表作に『権利のための闘争』(D…

ホッブズの「哲学=科学」論

目次 はじめに 「文系」→「哲学」、「理系」→「科学」 ホッブズの「哲学=科学」論 「科学」 「哲学」 結語 文献 はじめに 先日TwitterのTLにより、隠岐さや香先生が新書を出版されるということを知りました。『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社新書…

アマゾンについての新刊3冊

昨日、アマゾンについての新刊を買いました。 目次 佐藤将之『アマゾンのすごいルール』(宝島社) 鈴木康弘『アマゾンエフェクト!』(プレジデント社) GAFAリサーチ・ジャパン『アマゾンがわかる』(ソシム) まとめ 文献 佐藤将之『アマゾンのすごいルー…

ヘーゲル『法の哲学』における「正義」の用例集

今回は、ヘーゲル『法の哲学』における「正義(Gerechtigkeit)」の用例を以下に示します。これは「抜粋ノート」に過ぎず、本来であればコメントしてしかるべきなのは承知しております。が、このように用例集を作るだけでも、ヘーゲルが「正義」という語をど…

ヘーゲルの「正義」論

目次 「正義」と「平等」 iusの分離としての「権利(Recht)」と「正義(Gerechtigkeit)」 文献 今回は、ヘーゲル『法の哲学』におけるヘーゲルの正義論について書きたいと思います。 sakiya1989.hatenablog.com 「正義」と「平等」 ヘーゲルの『法の哲学』…

家庭用POSシステムについて ーEC市場・潜在的在庫・レコメンド機能問題への一寄与ー

Twitterで「家庭用POSシステム」なるものについて呟いたので、以下にまとめておきます。 目次 Amazonのレコメンド機能 家庭用POSシステム 潜在的在庫 Amazonのレコメンド機能 コトの発端はAmazonからのおすすめメールでした。 Amazonがすでに自分が持ってい…

ホッブズの権利論 ー自然権と自由ー

目次 承前 ホッブズの「自然権」 「自然権」と「自由」 文献 承前 今回はホッブズの権利論*1について書きたいと思います。 この記事は以下の記事の続きです。 sakiya1989.hatenablog.com 「権利」はオランダ語のregtや英語のrightの翻訳語として用いられるよ…

田上 孝一[編著]『権利の哲学入門』(社会評論社、2017年)

昨年出版された田上 孝一[編著]『権利の哲学入門』(社会評論社、2017年)には、自分も執筆者の一人として参加した。この本は二部構成であり、第一部は「権利の思想史」、第二部は「現代の権利論」となっている。 第一部「権利の思想史」では、アリストテ…

「権利」という翻訳語

今回は「権利」という翻訳語について書きたいと思います。 目次 「権利」の「利」 翻訳語としての「権利」以前/以後 「権利」の「権」 文献 「権利」の「利」 一昨年、私は「ヘーゲルの権利論」(荒川 [2017])について執筆していました。その際に「権利」…

通俗の弁証法 あるいはカント・ドイツ通俗哲学・西周

目次 はじめに ドイツ通俗哲学 ガルヴェとカント 西周の通俗性 文献 はじめに 小谷英生さんが博論出版に向けて準備をしているようだ。 博論がなかなか出版されないという自他共に抱える悩みを解消するため、下記の企画をさせていただきます。ご興味のある方…

大学とはメディアなのか

前回の記事で大学についてちょろっと書いたので、久しぶりに吉見俊哉『大学とは何か』(岩波新書、2011年)を読み直してみました。大学の歴史についてとてもコンパクトにまとまっていて、とても820円で買える内容とは思えないほど素晴らしいです。 僕がこの…

大学の図書館は重要な存在

Twitterで以下のエントリーが流れてきました。 bonotake.hatenablog.com この記事をきっかけに、あらためて冨山和彦さんの提言を読んで見ました。 冨山氏が大学をG型(グローバル型)とL型(ローカル型)に分けよと提言したのが2014年です。L型大学とは、要…

西周「百学連環」とencyclopedia

最近、「西周賞」というものが創設されました。 応募資格は40歳以下の若手研究者で、「ひろく西周にかかわる学術論文」というテーマで募集しています。締め切りは平成30年7月20日(必着)。賞金は10万円です。 www.tsuwano.net 僕はこの西周賞の募集を見て、…

ウィトゲンシュタイン『哲学探究』はシュールな思考の本だ

今日、オリックス推しプロ野球評論家比較政治学・朝鮮半島地域研究で有名な木村幹(@kankimura)先生がTwitterで次のようにつぶやいているのを見かけました。 そうか歴史学者の間には、ピンチになったら頭の中で「ドラえもん」の主題歌を流して落ち着かせる…

テクスト解釈の多様性

今回はテクスト解釈について書きたいと思います。 まずはこちらの画像をご覧下さい。 このイラスト何に見えますか? 目があるから、多分動物ですね。 カモかしら。アヒル?ウサギにも見えますね。 どうでしょう。どちらにも見えるし、書き方が結構曖昧じゃな…

ブルデューに学ぶ

今回はブルデューについて書こうと思います。 買っちゃった笑ブルデュー『知の総合をめざして』藤原書店、2018年。 pic.twitter.com/4pG7KZA2YA — 荒川幸也 Sakiya Arakawa (@hegelschen) 2018年3月7日 ブルデューを、ずっと読みたいと思っていたのだが、そ…